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民主党外交とアラブ首長国連邦

数か月、ホームページ(http://homepage2.nifty.com/saddamwho/)の更新を怠っていました。

これまでは、公開できる原稿を書くたびに、お知らせしていましたが、その間、何を書いたか、振り返る余裕もなく、途中が抜けておりますが、今般、以下の原稿をアップしました。よろしければご覧ください。

「自然と人間」に寄稿した「民主党の外交政策」 http://homepage2.nifty.com/saddamwho/Genkou/DEMOCRATS.pdf

京都大学における湾岸国際研究会に提出した「アラブ首長国連邦における部族的紐帯の今日的意味」http://homepage2.nifty.com/saddamwho/Genkou/TRIBES.pdf

お読みいただける読者の方々にはご迷惑をおかけしました。今後は、数か月も空くようなことがないようにいたします。

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交通警察

交通安全週間待っ只中にしてシルバー・ウィークの最後の日である今日、国道15号を南下しました。都内は「これでもか」と言わんばかりの警察官、警察車両、警察バイクにスピード違反検知器。神奈川に入ると、ほとんどそのような光景は見なかったのですが、もしかすると交通安全週間中の日本ほど、交通関係の警官のプレゼンスが目立つ国はないのかもしれません。

アラブの多くの国、特に産油国はレンティア国家の体を現していますが、中でも警察は教師と並んで、国家が有する富を分配する重要な「就業機会」を与え、国民の不満を吸収する手段です。エジプトをはじめとするいくつかの国では、なんでこんなに警官が必要なんだろうと思わせるほどの警官で溢れていますが、富の分配と統治の手段だと理解してよいと思います。

そのような具合なので、警官は国民の多くにとって、尊敬の対象ではないようです。

第一に、「使えない」人が警官に登用されると考えられている場合が多く、第二に、国家の手先の象徴であり、第三に、その割に権限がないとみなされているからでしょう。アラブの多くの国では、現在でも秘密警察が跋扈していますが、国民からもっとも恐れられているのは、秘密警察もしくは空軍、それに続き、治安部隊およびほかの軍、そして最後に一般警察および交通警察だという印象です。

警察が国家の手先として、マジョリティから嫌われているのは、多くの国と同様で、それは「比較的きちんとしている」と考えられている国でも同様です。今年の場合はわかりませんが、たとえばヨルダンなどでは、ヨルダンに居住しているパレスチナ人をヨルダン大学に入れる人数が決まっていると言われており、試験の際には、大学の少し手前の道に警官が検問を作り、パレスチナ人には難癖をつけて追い返すような状況も見られたことがありました。ヨルダンのマジョリティはパレスチナ人に他ならず、国家の政策を闇の部分で遂行する人々は、好かれるはずもありません。

警察は、国家の権威を体現していると考えられるところ、戦後のイラクは悲惨でした。組織的な窃盗団が窃盗を行い、その現場に警官が居合わせても、彼らは静止することができません。「やめないと撃つぞ!」と警告しても、窃盗団は、「撃てば俺の部族がお前の家族を皆殺しにする」と答えて、白昼堂々と窃盗が行われていたのです。警察は、武器や制服がよりどころではなく、国家の権威を背景としているのだと痛感させられた事態でした。

交通警察に話を戻すと、かつて日本の○○商事がアブ・ダビ首相国にレーダー方式のスピード取締り機を導入しましたが、最初にこのレーダーで捕まったのは、その会社のアブ・ダビ駐在所長でした。笑えない営業証明でした。

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