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クネイトラ

16日、金曜日の休みを利用してクネイトラに行ってきた。久しぶりのクネイトラではあったが、やはり感じさせるものは多い。

Kuneitra Kuneitra2

クネイトラは、67年戦争でイスラエルにより占領され、74年の合意に基づきシリア側に返還された地域で、破壊された町並みがそのまま残されている廃墟である。

廃墟や建物に残る弾痕は、戦争のもたらす悲惨さを語るに十分だが、その一方で、政治臭も漂う街である。というのも、これらの破壊された建物は、イスラエルが引き渡しの際に爆薬を仕掛け、潰した上でシリア側に引き渡したとされている。また、引き渡しの条項の中にはクネイトラの再建が含まれているのに、シリアはイスラエルの手法をPRするために、意図的に再建せずに放置しているというのだ。

いずれの主張が正しいかは別として、戦争と政治が人々にもたらす悪い面をまざまざと示している場所に他ならない。ゴラン高原には、イスラエルが築いている入植地、キブツが44か所存在する。仮に和平が達成されても、これらの入植地と占領された街々は、クネイトラと同じ悲惨さを人々に強いることはないのであろうか。

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コメント

いまだにゴラン高原の一部は、イスラエルに占領されているとは知りませんでした。アメリカや欧米諸国はテロを支援しているとか、核開発をしているとシリアを非難していますが、イスラエルによるガザ侵攻やアメリカの対テロ戦争も、テロリズムではないと言い切れないのではないでしょうか。

投稿: ゆず | 2009年1月17日 (土) 19時15分

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