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ブッシュにさようならまで、あと何日?

シリア滞在3日目。

オバマ大統領の就任に寄せるシリア人、パレスチナ並びにイラク難民の期待は小さくないようです。その期待は、オバマに寄せるものというよりは、ブッシュが政権を去ることに対する期待といった方がいいのかもしれません。シリアの独立系ワタン紙は毎日、1面に写真のような記事を掲載し、「ブッシュが政権を去るまであと○日」と掲載しています。P1160073

アラブの人々がこのような「希望」しか抱けない状況は悲しいものであり、いかにブッシュ政権が彼らを失望させてきたかは深刻です。

14日、BBC放送に対してバッシャール・アル=アサド・シリア大統領は、人々が期待を抱けない状況が過激主義を呼び、過激主義がテロを招くと述べていました。逆を言えば、期待を抱くことは極めて重要なようです。

15日に会談したモントゥジスUNRWAシリア事務所長は、「人々が希望を抱いたことは重要である。その期待が実現するか否かは別として、これまで期待を抱けなかった人が希望を持ったことは、希望の実現に向けた第一歩に他ならない」と述べていました。

この期待はまたもや裏切られるのでしょうか。また、ガザの人々が希望を抱ける日はいつ来るのでしょうか。

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コメント

オバマ氏が大統領に就任してイラクから撤退しても、アフガンに増派すると明言しています。テロは確かに許せませんが、欧米の植民地化政策に対する恨みや傷跡、貧富の格差が根本的にあると思います。日本も含めアフガニスタンやイラクの民生支援に力を入れないと、テロや暴力は収まらないのではないでしょうか。オバマの中東政策には期待してたのですが…。

投稿: ゆず | 2009年1月16日 (金) 22時35分

オバマ氏はイランと直接対話を目指し、イラクから軍を撤退させ、アフガンに増派させようとしています。確かにイランとの対話は重要だと思いますが、アフガンに増派するのは間違いで、民生支援に力を入れるべきだと思います。テロとの戦いの継続は大事だとは思いますが、テロを生み出す原因は欧米諸国に対する憎しみや、文化の押し付けによる貧富の差が原因だと思います。オバマ氏が大統領に就任しても、金融危機や国内問題で外交では、大した成果を得られないとも聞きますが…。

投稿: ゆず | 2009年1月17日 (土) 03時48分

ゆずさん、いつもコメントありがとうございます。

民生支援の重要性、小生も同感です。とは言え、いったん発生した行き過ぎた抵抗に対する国家の暴力は許容されるべきとも思いますが、要はバランスと考えます。

その一方で、民衆を追い込み、失うものがない状況にさせれば、ガザのようになるようです。3日ほど前に、シリアのバッシャール・アル=アサド大統領が言っていたのは、ある意味で真実と考えます。彼曰く、「絶望が過激主義を呼び、過激主義がテロを育成する」のです。

投稿: Saddam | 2009年1月17日 (土) 14時56分

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