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晴れた日の砂漠で溺死

今日の関東地方では、突然の雷雨に見舞われ、難儀した人も少なくなかったと思われますが、私もその一人でした。そんな中で、思い出したこと。

晴れた日の砂漠で溺死。

冗談や笑い話ではなく、本当の話。

一般論として、多くの方のイメージ通り、中東、特に砂漠地帯においては降雨が少ない。ところが、砂漠に行くと、ワーディと呼ばれる涸れ川に出会うことがしばしばある。この涸れ川は、普段は砂や土の大きな轍に過ぎないものの、ひとたび雨が降れば、突如として鉄砲水が流れる道になる。

オマーンなどでは、時に家までも流されるほどのワーディの鉄砲水、降雨時にのみ現れるとは限らない。上流で降雨があった時に、晴れているのに、水の流れができることもある。かつて、サハラ砂漠では、水がなくて死ぬ被害者の数よりも溺れて死ぬ人の数の方が多いとすら聞いたことがある。

雨の少ない中東では、ひとたび雨が降ると、排水設備の未整備から、水たまりがあちこちにできたり、町を麻痺させることもあるが、町のみならず、砂漠においても「水害」が時折発生するのである。

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コメント

5月30日から始まりました千葉市民文化大学・国際文化学科 大野先生の講義は全8回。心の底よりありがとうございました。最後の講義が終わり教室を出ますと前の紳士が係の人に「いやぁー素晴らしかったねぇ~」大満足の笑顔でおっしゃっていました。私は、とても嬉しくなりました。なぜなら私も先生の講義を聴けたことで まずはじめに浮かぶ言葉が「素晴らしい」だったからです。初めの2回の講義は主にイスラームの人々は本当は温かく気さくで寛容なこと・古代や中世の時代には世界のどこよりも遥かに優れた学問をもち・優れた文化をもち。コーランの教えは本当はとても寛容だということ・・・驚きと感動と同時に一瞬にしてイスラームへの壮大な探究心が芽生えました。もちろん講義の大部分は近代の宗派や民族間の争いの激化・西洋国の強い思惑とたくらみ・貧困・テロ・報復に次ぐ報復・見えない希望・・・知れば知るほど辛いものでした。辛いだけで何も出来ない平凡な主婦なのに何が知りたくて何がしたいの?と、講義に通う中、かなり落ち込んだこともありますが・・・これからは和平への希望を前向きで抱き 毎週ニッポン放送での先生の見解を注意深く拝聴し ますますのご活躍を応援させていただきます。近い将来、中東に一様の和平が訪れ 今の日本人が身近で感じられて憧れるキリスト教美術や文化よりももっと美しくて素晴らしいかもしれないイスラーム文化が普通に身近に感じられ憧れのまとになる日が少しでも早く来てほしい。そう願い続けたいと思います。ダラダラと読みずらい文章でお恥ずかし限りで・・・生まれて初めてブログというものにコメントを書かせていただきました。

投稿: 櫻井 | 2008年7月29日 (火) 19時37分

コメント、ありがとうございます。

こそばゆいご評価ですが、改めて、頑張る材料にさせていただきます。

時には、中東へもどうぞ。

投稿: 大野 | 2008年7月29日 (火) 21時37分

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