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ブッシュ演説:米軍削減一時停止

先般アップしたペトレイアス報告を受けて、10日にブッシュ米大統領は国民向けの演説を行いました。少し遅くなりましたが、このブッシュ発言のポイントは以下のとおりです。

増派の目的であった宗派対立の鎮静、治安の改善及びテロリストの追放のすべての分野で重要な進展が見られた。治安の改善は、政治・経済分野での進展のための道を拓き、イラク政府は予算とベンチマークが取り上げた三つの法案を通し、経済指標も改善した。カーイダからイランに至るまで、さらなる政治的進展をもたらすために必要な妥協を困難にしている脅威は継続しているが、増派は大きな成功への期待を新しくしている。

7月末までに増派した5個旅団を撤退させるが、それ以上の削減については、撤退後の評価をしてから検討するとの現地司令官に時間を与えることにした。

イラク人自身が挑戦に立ち向かう必要があるが、我々は、イラクが治安と将来に責任を持てるよう、経過的期間における支援を行っていく。イラク軍の能力向上は、テロリストや過激勢力の掃討に米軍が傾注することを可能にするため、イラク部隊の訓練に努める。

米国の復興および治安分野での拠出を減少させ、イラク自身が責任を負う方向にある。政治分野では、地方勢力の参加や政治的妥協も進展し、来るべき選挙は、平和的手段を通じた政治的目的実現に貢献するであろう。外交分野での関与の増加も必要なため、米政府として、サウディ、ヨルダン、UAE、カタルおよびエジプトに対し、大使館再開を働きかけると共に、イラク国際協約の開催を支援するよう、各国に働きかける。

イラン政府は、隣国との共栄か、不法な民兵を支援しイラク国民を脅かすことにより、彼らをイランへの敵対へと駆り立てるかを選択する必要がある。イランが正しい選択をすれば、米国は二国間の平和的関係を支援しようが、イランが誤った選択をすれば、米国は我々の利益とイラクを守るために行動するであろう。

軍をはじめ、我々の忍耐が求められるが、8月より、中央軍管区所管地域へのすべての軍人の派遣期間を15カ月から12カ月に短縮すると共に、帰国後1年は本国で過ごせ得るようにすることを求めた。

議会は、派遣部隊が必要とする追加的資源(1080億ドル)を認め、彼らの手を縛らないようにすべきである。この法案がすべての要求にこたえない場合、拒否権を行使しよう。トルーマンおよびアイゼンハワー政権下の軍事予算は国民総生産の13%、レーガン政権下でも6%を維持していたが、米国本土を攻撃しようとする的に直面しているにもかかわらず、現在の国防費率は4%強にすぎない。

イラクは、カーイダとイランという今世紀米国が直面する最大の脅威が集まる場所である。我々が失敗すれば、カーイダは米国攻撃のための拠点を得ると共に、イランがその空白を埋めるであろう。アラブ主流派はカーイダを拒否し、シーア派主流派がイランの教条主義を拒否している中、米国は彼らと協力し、米国民の安全という目的に近づくべきである。

状況が改善し、その日が来るのであれば、部隊は帰国することになろう。

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