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北イラク空爆

22日、再びトルコ軍がイラクを空爆したようである。

クルド労働者党(PKK)のゲリラ掃討に関しては、過去の攻撃と異なり、事前の国際的な調整が特徴のようだ。一部で伝えられるところでは、すでにトルコ政府は、シリア、イラン、イラク、米国等との協議を終え、空爆作戦に関する情報協力を実施しているとのことだ。

世俗政治の維持と国家の統一を掲げるトルコ軍は、エルドアン政権に反対してきたが、世論の前にイスラーム色の強い政権樹立に抵抗できずに不満を溜めてきた。しかしながら、国家の統一維持の妨げとなり、テロ活動によって国民一般の反感をかったPKKに対する攻撃は、軍の主張するところであり、エルドアンもこれにあらがうことができないというのが現状であろう。

しかししたたかなのはエルドアンで、軍の動きに受け身であり続けるのではなく、政治主導でイラク北部攻撃の環境を整えているようだ。赤裸々でコントロールの利かない攻撃よりは、イラク政府としても、ある程度政治的抑制の利いた攻撃は受け入れた方が良いとの判断であろう。

イラク政府の主張によれば、これまではPKK以外には、イラクの民間人1名しか犠牲になっていないようであり、今後も冬季は積雪もあり、空爆程度となるであろうが、状況をいつまで各国政府の「協調」の下にとどめておけるかは、懸念されるところである。

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