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原子力潜水艦と日本船の衝突:ホルムズ海峡

ホルムズ海峡で米国の原潜と日本のタンカーが衝突したとのニュースを見た。やはり、この海峡での事故かというのが第一印象である。

ホルムズ海峡は幅が約40kmで、タンカーや原潜が通れる幅はその約4分の1と考えられる。ペルシャ湾では夏になると水温が高温に達するために魚が逃げる必要があるが、ペルシャ湾の出口にあたるこの海峡の流れは極めて速く、小魚はこの流れに逆らってペルシャ湾から逃げることが出来ないと言われている航海の難所である。また、アラビア半島側からは砂漠がそのまま海底面を構成しており、海底の砂を巻き上げてしまうためにサメも息苦しくて深い場所を泳ぐことが出来ないと聞いたことがある。そもそも300メートルしか深さがないペルシャ湾の最深部を原潜は推進することに困難が伴うのではないだろうか。さらに、ペルシャ湾は「鯨銀座」であり、潜水艦の回避行動もしばしば起こるのではないか?

このような厳しい自然環境の地域は、イラン・イラク戦争のころから政治的に機微な地域であった。イランがディーゼル潜水艦を導入して以降は、特に米国の監視の目は厳しいと言われる。それにしても、この地域への空母二隻配備体制に原潜、きな臭いことが起こる兆候でなければよいが。。。

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コメント

空母と言えばソマリアにまた手を出しましたが、イランに実力行使をする可能性があるのでしょうか?

足りない自分の頭で考えるに、
大統領選挙を考えた場合、中途半端に攻撃して共和党大敗北という危険性と、
人気凋落の今だからこそギャンブルをするのでは?
という当たり前の想像から結局「どちらもありえる」というインチキ占い師のような予想しか出てきません。

投稿: 無用 | 2007年1月10日 (水) 17時36分

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