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新たな手口

すでにイラクの治安状況については、(http://homepage2.nifty.com/saddamwho/HP/__HPB_Recycled/ssmay.pdf)でご紹介したとおり、仕掛け爆弾(IED)による被害が多数になっています。

ザルカーウィ殺害以降、ムジャヒディーン諮問評議会およびイラクのカーイダがどのような動きをしてくるのか、さまざまな憶測が飛び交ってきました。そのような中で、イラクのカーイダ新指導部が犯行声明を発出した米兵2名の拉致殺害事件が発生しました。

彼らは拷問を受けた上で殺害されたとのことでしたが、米軍の発表によれば、殺害された遺体は、罠を構成していたとのことでした。つまり、二体の遺体にたどり着くまでには、3箇所に爆弾が仕掛けられ、遺体の足にはブービー・トラップが取り付けられて、遺体回収にくるであろう米兵を標的にする仕掛けになっていたのです。

発見された場所は、ユーセフィーヤの北側で、夜に発見された遺体に夜間に接近することができず、翌朝、遺体は回収されたとのことでした。

この事件は、いかにイラクの状況が陰惨化しているかを示しています。カーイダは、一時期一部のイラク大衆が期待を寄せる組織であったとしても、現在では、政府の力の伸張も手伝って、イラク国民の多くから忌み嫌われていると思われます。発見された遺体の周りの罠を知らせたのは、地元住民であったそうです。

その一方で、米軍が大規模な掃討作戦の指揮を取っているラマーディやバグダードのみならず、バグダード近郊においても米兵が実質的な治安権限を行使し、発見された米兵の遺体回収にもっぱら従事している様子がわかります。米軍とカーイダは、いずれもイラク人の恨みを買ってきましたが、現在ではカーイダの方が忌み嫌われていると思われるものの、米軍があまりに前に出すぎると共に、また拷問・虐殺事件等が発生すると、米国にとり好ましくない状況がまた現れるかもしれませんね。

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コメント

遺体の周囲にそうしている事は 前にも本で 読んだ事があります、しかし アル・カイーダも イラク国民から 嫌われているんですね、やっぱり みんな 平和というか 戦闘が無い 時 を望んでいるんでしょうね。
 米国軍とイスラム社会 とでは、なかなか 理解しがたい 壁 があると思います。
まして キリスト教徒とモスレム、言葉の壁 なかなか 交流がむつかしいでしょうね。
人間として お互いに 人類として 目覚めてほしいものですが、遠そうですね。
 サウジより

投稿: 建築や | 2006年7月26日 (水) 22時27分

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